イタリア語に限らず、言語を習得するにはある程度コツがあると思います。
わたくしは学生時代、英語がさっぱりダメでそれ故に希望する大学を変更した程、語学が苦手な理系人間でした。ですが、今や外国人と会話ができるようになっています。最初、語学を習得するコツを掴むまではちょっと苦戦しましたが、それを乗り越えると、どういう風に覚えて行けばよいのかが見えてきます。
わたくしの場合は英語ができなかった反動か中国語に興味があったので、1年程独学で中国語を勉強し始めました。しかし、さっぱり上達できず、2004年に思い切って留学してみました。ここで語学を習得するコツを掴んだのか、その後、英語、イタリア語を効率よくすんなり習得できました。
語学の習得にはある程度コツというものがあるということに気がつきました。
それから、イタリアに留学する前は、時間がなかったため、全く勉強せずに行ってしまいましたが、2ヶ月後には一人でアパートを探せるレベルにまではなっていました。
イタリア語を効率よく習得するにもコツがあったように思います。
まだまだイタリア語が完璧ではないので、エラそうなことは言えませんが、少なくともゼロからスタートする方にとって、役立つだろう事をおつたえしたいと思います。
1)まずは挨拶から!
挨拶は文法もなにも関係ありません。
とりあえず、おはよう、こんにちは、さようなら〜、はじめまして〜 といった簡単な挨拶を覚えて、口にだして出来るだけ使うようにしましょう。最初はよく聞いてイタリア語に慣れて行く事です。
また、挨拶がわかれば、旅行にいったときに、あ!知ってるこの言葉!ってなって楽しさ倍増、バールによったときには挨拶してみましょう。また、イタリアではお店に入ったときに、挨拶をしながら入ります。日本みたいに、黙ってはいったのでは、店員は不機嫌な対応になってしまうことがありますので、ご注意を。
2)イタリア語の文法基礎はしっかりと。
イタリア語の文法は段階を追って、焦らずひとつひとつ勉強して行きましょう。文法がしっかりしていると相手にも伝わり易いです。文法を学んで行く中で徐々に単語も増えてきます。例文や問題のなかで、知らない単語があったら覚えて行きましょう。また、単語帳を作って覚えるのもよいのですが、わたしは単語帳をつくって覚えると忘れ易い感じがするので、何度も繰り返し読んで慣れて行きました。
また、一冊よい文法書選んで、それを徹底的にやり尽くす事です。これだけで、かなり文法力、単語力がアップします。
これは本当に勉強しているという感じで、ちょっとつまらないかもしれませんが、イタリア語は基礎文法をしっかりと抑えておくのがコツです。
文法書というよりも、総合と行った感じなのですが、お勧めは Progetto Italiano 1 です。いろんな単語が登場したり、会話文のなかで文法を覚えて行けます。また、CDロムつきなので、パソコンを使って勉強できます。
ヒアリング強化にもなりますし、お勧めです。日本人が執筆している教材ではないので、本当に生のイタリア語で勉強できます。
イタリア語の教材をしっかりと学習し終えたら、自分の語学力がアップしているのを実感できることでしょう!
3)とにかく朗読すること。
特にイタリア語では声に出して文章をよむことは重要だと思います。それは、読んでいるうちに動詞の変化に自然と慣れてくるからです。イタリア語で難しいと感じるのは、動詞の変化だと思います。この変化になれることがイタリア語を習得する鍵となっているといえるでしょう。覚えようと思って覚えるのではなく、自然になれる、これがイタリア語の動詞変化をマスターするコツだと重います。
4)それっぽく話す。
イタリア語が上手に聞こえるコツは、なりきる事です!
え!って思われるかもしれませんが、イタリア語って恥ずかしがらずにそれっぽくエレガントに話している人は上達が早く、また上手く聞こえるように思います。
実際のイタリア人も、恥ずかしくなるようなトーンで話します。(ここまではさすがにマネできません・・が。)
5)ヒアリングを聞いて、それをまねる
ヒアリング教材は会話文が多いです。その会話文こそ、つかえる表現なのです。
ヒアリング教材は只聞くだけでなく、登場した単語、表現を声に出して覚えて行ってください。
声に出して覚える、朗読することは、イタリア語を効率よく勉強する一番の方法だと思います。
以上が、イタリア語を効率よく勉強するコツになります。
要は文法をしっかり、動詞の変化に慣れる、朗読する、ということです。
この基礎さえしっかりしていれば、いつか急に、イタリア語がわかる!!って時が訪れます。