中国語 文法書
中国語の文法を抑えたいなら、正直なところこの1冊で充分です。この中国語文法書をしっかりと学習し終えたら、中国語の文法はすべて勉強しきったと言える事でしょう。(中国語は文法が他の言語と比較して少なめです)また、中国語は日本語に訳すと同じ意味ですが、ちょっとしたニュアンスが違ったりする言い方があったりします。その細かなニュアンスなども記載されており、中国語学習者が必ずと言っていい程、疑問に思うことなどを分かり易く解説してくれています。また、各課の最後に「ドリル」という練習問題が2~4ページ用意されている
とにかく昔から定評高く、パーフェクトな1冊。ちなみにこの書籍を執筆した方は、NHK中国語会話にも出演さえており、中国語を勉強されている方は、お名前をどこかで耳にしたりお見かけしたりしたことが有るのではないでしょうか。
新装版 トレーニングペーパー 中国語 教養課程 文法中心学習1
一歩一歩勉強できて、しかも問題中心なので、書いて覚えられます。文法書を読んで覚えるよりも、実際に問題を解いて覚えたい方にはもってこいの1冊です。全部で30日で完成されるように構成されています。
一日分はおよそ10ページ程、その日のうちに学ぶ項目は三つにまとめられています。また課の初めにその日使う単語がずらり掲載されていて、単語の勉強にもなります。問題も数は多いのですが、内容はシンプルですので、しっかりと学ぶことができます。また、問題を解いていくことにより、達成感も感じられます。CDが3枚もついていますので、発音が分からない初心者の方には非常にありがたいでしょう。
書籍はちょっと大きめで重いので持ち歩きは不便ですので、机にむかってじっくりと勉強しましょう。また、このシリーズは2があり、そちらも30日間で完成となっています。この2冊をやり終えると、非常に達成感を感じられます。(筆者はなんとか毎日やりましたが、消化不良で覚えきれず、留学先にまで持って行きました。)
中国語の文法について
中国語の文法は他の言語に比べて非常に簡単です。筆者の友人(中国人)から、「中国語は思いついた順から適当に単語を並べていうだけだから、文法が無いと思うけど、中国語の授業で文法って習ったの?どんなことを習うの?」って聞かれた事が有ります。確かに、いわれてみれば、中国語の文法は非常にシンプルで、主語 述語 目的語 の順に時系列で並べればなんとなく文章になっているし、思いついた順に漢字を並べていけばいいような感じもします。
では、中国語の文法はどのような感じなのかということを、分かり易く説明する為に比較してみます。
1.基本的文構造
日本語と異なり、中国語は「主語、述語、目的語」の順番で並びます。
2.中国語には日本語の「てにをは」がない
日本語は「てにをは」で品詞の関係を表しますが、中国語にはこれらはありません。その代わり、語順で品詞の役割を表現します。
3. 中国語の動詞には英語のような変化がない
過去形、複数形などありません。動詞の後ろに「了」「着」「過」等をつけることで、過去の経験や完了表現、進行形を表します。付けるだけなので、非常にシンプルです。
4.量詞が多い
量詞の数が多いです。ですが、実際のところ、量詞はテストでは重要ですが、実際の会話では全てきっちりと正しい量詞で話す方もあまり居ません。これは慣れですので、勉強していろんな文章にふれていけば自然と身に付いていくことでしょう。まず最初は、わからなければ、すべて「〜個」で言っておいて、徐々につかっていくのが良いでしょう。